突然の質問ですが、社会人になった今と、学生だったころと比べてみると、
どちらが「自由」について考えている時間がありますか?
毎日、決められた制服を着て、決められた時間を教室で過ごし、
決められた授業を受けている学生生活は、ある意味、不自由だらけでした。
もちろん、人間として成長していく中で、規律を守り、学んでいく段階のときは、
ある程度、自由を抑制された環境というのも必要だと思います。
それに比べて、社会人になると、毎日、「稼ぐ」という責任をまっとうするため、
一定時間を働かなければなりませんが、職業によっては服装の指定もなく、
自分のペースで休憩ができたり、支障がなければ比較的自由な環境にあります。
でも、毎日、その自由さを実感して感謝しているかというとそうでもありません。笑
以前にも書きましたが、人間にはよくも悪くも「その環境に慣れる」という才能があります。
そのため、長い時間、自由な環境で過ごしているとなかなかその大切さを実感する機会もなく、
それが当たり前になってしまいます。
そして、気がつくと、自由という最も大切なもののひとつを持っていながら、その環境に感謝せず、
もっとどうでもいいことや些細なことに悩み、不満を持ち、自分は不幸だと嘆きます。
はい。自分自身でも身に覚えがあります。笑
先日、リビアでカダフィ政権が崩壊し、民衆が自由を勝ち取りました。
まさに、いま、一番自由を感じている人たちかもしれません。
そして他にも、この瞬間も世界のどこかで自由を切望し、命をかけて戦っている人たちがいます。
一方で人生をかけて、勝ち取ろうとしている自由を、
日本では、産まれた瞬間からすで持っています。
毎日の生活の中では、いろいろと困ったことや、
腹が立つこと、泣きたくなること、たくさんあると思います。
ただ、やる気とほんのちょっとの工夫で
それらの問題の多くが解決できることはずですから、
もっと前向きに、そして今の環境に感謝しながら毎日をすごしてみませんか!
でも、一番自由を感じられるのは、不自由さの中というのもいかにも人間らしいですね。笑