今まで、生きてきた中で、誰もがたくさんの選択・決断をしてきたと思います。
それは人生の重大な岐路だったかもしれないし、
ほんの些細なチョイスだったかもしれません。
でも、確実にいえることは、まさに無数の決断をしてきた結果が今ということです。
その無数の決断の中には、周りの人の意見と同じものも多いと思いますが、
周りに反対されてでも決めたことも意外と多いと思います。
たしかに、なにかを判断するとき、常識的な問題であれば、多くの人と同じ意見になることが多々あります。
もし、その確立が90%だとすると、当たり前ですがそんなときでも10%の人は、意見の違う少数派になります。
大抵の場合、自分は多数派であると自覚している人でも、
数字上では10回に1回は少数派になっているのが普通です。
ましてや、人生においては、無数の決断をしなければならないのですから、
仮に周りの人が1000人反対したとしても、たまたまそのとき、
あなたが、0.1%の少数派なのかもしれません。
人間は錯覚を起こしやすく「99%」安全だと言われると、
頭の中では勝手に自分に限っては「100%」安全だと思い込んでしまいます。
ただ、その安全も普通に考えると100回に1回は誤りなのです。
経済学の基本は常に人間は効率のよい選択を選択することが前提になっていますが、
その考えでうまく将来や現状を分析できていないのは、こんな風に、
人間が自分で勝手に誤った解釈をしてしまうからでしょう。
そう思うと、常に1つの考え方や常識にとらわれることなく、
可能性の少ない選択肢も自分で考え、先入観を持たず、
フラットな状態で見比べることが、なによりも大事なのではないでしょうか。
いつでも自分で選んだ道は自信を持って歩きたいものですね!